双葉が珍しく「分からない問題がある」と言って私に訊いてきました。
数学の文章問題です。
🌱「連立方程式だよ」
母「えー、これ、つるかめ算でできるんじゃない?」
🌱「そんな小学生みたいなことやらないよ!ねえ、これがXでこれがYだよね?」
母「ちょっと待って…」
母は見事、一次方程式で問題を解きました!
母「連立方程式でもできるかもしれんけど(しらんけど)
なるべく、分からない数字は少なめの方がいいよ。
ちょっとこのやり方でやってみてよ」
🌱「150X…」
母「ちょっと、何が150なん!?」
🌱「100X+50Xだよ」
母「省略しないでよ。計算式はちゃんと書きな」
次第に悪くなる双葉の機嫌…
母「で、Aの答えはどうよ」
🌱「400!」
母「そこはAだけじゃなくて、Bの数値も求めなよ。そうすることで確かめ算もできるじゃん」
🌱「あーーもううるさいな!!もう分かったよ!よく考えたらお母さんに訊かなくても分かったわ!」
よく考えてないからお母さんに訊いとるんじゃ!💢
(心の声)
ぷりぷり怒る双葉。
分かるよ。お母さんのどんくさい指摘が気にいらないんでしょう。
「私はガンガン省略して計算できるのに」って。
母も小学生の頃そうでした。
先生に「計算式をちゃんと書きなさい」って言われたけど、
暗算でできるのにどうして計算式を書かないといけないんだろうと思っていました。
大人になって、ようやく考えを改めました。
早さも大事ですが、正確なことの方が大事。
他人が見て分かること、説明できることも大事。
見直しも大事だけど、そもそも一発で正確にできるよう心がける。
小難しい方法を模索するより、簡単な方法で解決できないかを考える。
かつては双葉と同様荒くれ者だった母ですが、
年を重ねて、問題に対する取り組み姿勢も変わったみたいです。
近年、加齢に伴うあらゆる劣化にしょんぼりな母でしたが、
歳をとって得るスキルも、たまにはあるんだな。