前回の続きです。
なぜお礼状の中身を母が知っているかというと、
双葉がリビングで書いていて丸見えだったからです。
🌱「選ばれた人しか出せないから、丁寧に書いてるんだよ」
母「へーそうなんだ(チラッ)」
お礼状は、スポーツ選手に宛てたものでした。
前半は、ごく普通のことが書いてありましたが、後半…
「私は今まで、習い事も長続きしなくて、自分で頑張ってきたと言えるものがなく、とても不安でした。
でも◯◯さんの話を聞いて云々…」
Σ(゚д゚lll)
そんなこと思ってたん?
双葉は、小学校の頃いくつか習い事をしていましたが、
確かに、ある程度のところで辞めたりしたので、
何か極めたものがあるか?と言われたら、ないかもしれません。
母としては、コロコロ変えたつもりはなく、
例えば水泳は4泳法合格するまで続けたし、
テニスも、確かに上手ではなかったけど、受検と並行して小学校卒業まで続けました。
一番長い習い事は6年続けました。
双葉が、自分には特技がない、と劣等感を感じていたとは、母は気づかなかったし、ちょっとショックでした。
そういえば双葉は以前、三春に
「三春はスイミングを続けた方がいいよ。得意なことや頑張ったことがあった方がいいよ」
と言ったことがあります。
そういうことだったのか。
当時は、母なりに色々考え、双葉にとってよりベターな選択をしたつもりでした。
でも、結果的には双葉の気持ちを十分に汲み取れなかったようです。
また、金銭的、時間的に、本人が望むがままには習い事をさせてあげられませんでした。
これ以上は、母があれこれ考えても、ないものねだりです。
この先、双葉が、熱中できるもの、頑張ろうと思えるものが見つかり、
自分が納得できるまでやり切ることができるのを、願うばかりです。