大学生のお子さんがいる知人と世間話をしていたら、高校受験の話になりました。
知人「公立の◯◯高校がね、すごく校舎がきれいで、設備も充実してるのよ」
母「えっ、そうなんですか。◯◯高校はうちから遠いから、全然考えてなかったです」
知人「だからさ、うちの子、◯◯高校熱望してたんだけど。
落ちちゃったのよ」
母「えっ」
ちょっと気まずい母。
でも相手の方は、淡々と話を続けました。
知人「◯◯高校は倍率が高いから、何割かは落ちちゃうんだよね。
だからうちの子は私立高校に行ったんだけど、その高校はみーんな、公立落ちた子ばっかりでね。
最初は暗ーい雰囲気だったし、お前はどこの高校落ちたの?って話ばかりしてたって」
ますます、ちょっと気まずい母。
知人「だけど、私立は手厚いのよ。補習が充実してるし。
公立トップ校の先生をヘッドハンティングして連れてきたりね」
母「えっ!私立ってそんなことができるんすか?」
知人「そう、金の力よ。金でいい先生を引っ張ってくるの。
母「金の力はすごいっすね」
知人「その先生の授業はすごく良かったみたい。
うちの子は特進コースだったから、よく面倒みてもらえたの。
◯◯高校は自由な校風だから、そのまま遊んじゃう子もいるみたい。だからうちは、私立で良かったなって思う」
なるほど。
いわゆる併願優遇の私立高校も、決して悪くなさそうです。
塾に通っていると、合格した子のサクセスストーリーしか紹介されないので、こういう話を聞けたのは参考になりました。
私立高校は、内申点や当日点によって、普通科でもコース分けされていることが多いです。
併願校を選ぶにあたり、母は
「下のコースでも、みんなが知ってる賢そうな高校に行った方がいいんじゃない?
指定校推薦も充実してそうだし」
と思っていました。
だけど知人は「特進コースだったから手厚くしてもらえた」
と言っています。
賢い高校で並のコースにいるより、ランクを下げた高校で特進コースにいた方が、手厚くしてもらえる可能性が高そうです。
一方、特進クラスだと指定校推薦が使えない高校もあるので、本人の適性と何を目指すかで、併願優遇校を考える必要がありそうです。
双葉はどっち派なのかなー。
ちなみにこの話のオチですが、
母「ちなみに、どこの私立高校に行ったんですか?」
知人「…あー、なんて高校だったっけ?
ほらあれ、◻︎◻︎駅にあるんだけどね」
子どもの通った高校名忘れたんかーい!(笑)
良くも悪くも、長い目で見れば高校なんて通過点なんだな…と思いました。